介護福祉士になるためには
介護福祉士になるためには、現在二つの方法があります。
一つは厚生労働大臣が指定する介護福祉士養成施設を卒業するという方法です。
この養成施設は、2年以上の養成施設(専門学校、短期大学、大学)を卒業するか、あるいは他の規定の大学や養成施設を卒業した後、1年の養成施設を卒業するかという、幾つかの選択肢があります。
介護福祉士になるためのもう一つの方法は、実際に介護職員として3年間以上勤務して、国家試験を受験するという方法です。
この場合、在職期間、雇用契約を結んでいた期間が通算1,095日以上、実際に介護等の実務に従事していた日数が540日以上必要です。これは、年次有給休暇、特別休暇、出張、研修等により実際に介護業務に従事しなかった日数を除きます。
非常勤やパートなど、その雇用形態についての規定はありませんので、正社員でなくても構いません。ただ、その場合は規定を満たすのに3年では足りず、5年ほどもかかってしまう場合もあるとのことです。
介護福祉士は、介護の専門的知識をもって、介護についての指導などを行うことも重要な仕事です。国家資格を持つということは、介護のスペシャリストになるのだという意識が大切です。
なお、平成23年からは介護福祉士養成施設を卒業すればそれで資格が与えられるという方法が廃止され、国家試験を受験するという方法に一本化される予定となっています。
介護福祉士になるための最短ルート
介護福祉士になるためには二つのルートがあります。どちらが最短になるかは、介護福祉士を志した時点でどういう状況にいるかによって変わってくるでしょう。
もし現在中学生や高校生であるなら、厚生労働大臣が指定した養成施設を卒業し、介護福祉士登録簿に登録するという方法が最短でしょう。そのような学校は平成17年4月1日現在で全国に402校ありますから、ホームページやパンフレット等でどのような学校か調べて、自分に合ったところを選ぶと良いでしょう。
学費の問題等でそのような学校へ行けない場合は、介護の現場で働きながら通信講座や夜間講座などを利用して勉強し(もちろん独学という手もあります)、国家試験を受けるということが最短になります。
国家試験の受験資格には、介護の業務に3年以上在職し、実働で540日以上従事したという証明が必要です。ですから年数的には、進学した場合とほとんど変わらないのではないでしょうか。
現在すでに介護の仕事に携わっており、介護福祉士の資格取得を目指すのであれば、そのまま介護の仕事を続けて国家資格を受験するのが最短ということになります。ただ、受験資格となる施設・事業、職種は指定がありますので注意しましょう。
介護福祉士の今後
介護福祉士の国家試験の受験者は右肩上がりで増え続けてきましたが、それでもまだまだ人手不足の状況が続いています。今後も介護の世界では求職側の売り手市場が当分続くことでしょう。
その理由の一つは、日本の少子高齢化が解消する目途が立っていないということです。介護の手を必要とする高齢者はさらに増えていき、それに対し、介護を担う若い世代は減っていくばかりです。
家庭で子供やお嫁さんが1人で介護を抱え込んで苦労するという時代ではありません。デイサービスや介護老人福祉施設、特別養護老人施設、訪問介護事業所などが次々に作られましたが、そこで介護職に就く人、とりわけ介護のスペシャリストである介護福祉士の数が足りず、今後もその必要性が高まっていくことは確実でしょう。
この慢性的人手不足解消のために、フィリピン人の介護士の受け入れが始まりました。しかし、介護職はただ人数がいればいいというものではなく、そのサービスの質が大切です。そのために厚生労働省としては、国家試験の難易度を上げたり、養成施設を卒業しても試験を受けなければ介護福祉士の資格を取得できないようにするなどの改革案を検討中です。
これからの介護福祉士は量と質の両方が求められているといえるでしょう。
当ページでは、介護福祉士になりたい人のために、介護福祉士のなるための方法や介護福祉士になるための最短ルートなどを紹介しています。介護福祉士になりたい人は必見です。